「より自然に」。長年、からだにやさしい自然周期/低刺激周期体外受精で多くのご夫婦の夢を叶えて参りました。
自然周期体外受精
治療の特徴
こんな方に
治療の一覧
お手本は自然妊娠。
自然周期で結果が出る秘訣
1. 卵子の「数」よりも「質」が重要
薬を使えば、採卵できる卵子の数も多くなるでしょう。ただ、卵子の数が妊娠率に直結するのでしょうか?
我々は、そうは思いません。なぜなら、着床に大切なことは、「質のいい卵子」を「質のいい子宮内膜に同調させてあげること」が大切だと考えているからです。
つまり、どれだけ卵子を多く採ったところで、質が悪い卵子だと着床する確率は下がるのです。反対に、1つの卵子しか採れなくても、その1つの卵子の質が良ければ着床する確率はあがるということです。
卵子と精子は出合っていない場合でも、体外で受精ができ胚が成長して移植することができれば妊娠へつなげることができます。
「1つの卵子と1つの精子が出合って、1つの受精卵になって、1人を妊娠する」ということを考えれば、卵巣に負担をかけて、たくさんの卵胞を採る必要はありません。
妊娠し、赤ちゃんに結びつく質のよい卵子があればいいのです。
それには採卵するための事前の準備、採卵するための方法、そしてその治療周期の方針、これらのことをより丁寧に診て、決めていかなくてはなりません。
その1つとして、AMHの検査をもとに卵巣を大事にしながら、いかに質のいい卵子に出会うためには、どうしたらいいのかを『おち夢クリニック名古屋』では考えています。
2.ベストなタイミングでの採卵
長年、自然周期体外受精での高い妊娠率を誇ってきた『おち夢クリニック名古屋』のプロトコールでは、採卵直前のこまめな採血によるホルモン値の計測が欠かせません。血液検査で「からだの声を聞き逃さない」からこそ、ベストなタイミングでの採卵が可能です。
3. 自然排卵によるキャンセルを防ぐ『緊急採卵』
排卵を抑制させる薬剤を使用していないため「自然排卵」のリスクは高くなります。
当クリニックでは、実際にクロミフェン周期で約3%、完全自然周期・レトロゾール単独周期で約10%LHサージが起こります。
しかし、土日にかかわらず緊急採卵が行える万全の体勢をとっており、貴重な卵を取り逃がしません。
実際、「自然排卵」によるキャンセル率を1%以下にまで抑えることができています。
4.独自開発の極細針で小卵胞までをも採卵
当クリニックは、“できるだけ自然周期に近い状態で卵胞を育て、独自開発の極細針で小卵胞までをも採卵する”という新たな技術を実現しています。それが『おち夢クリニック名古屋』独自の完全自然周期であり、レトロゾール単独周期です。
治療成績
上記の真摯な取り組みが、高い成功率を導き出してきた要因の一つだと考えています。
全体の成績
移植あたりの妊娠率 (妊娠数/移植数) |
|
---|---|
2014年 | 44.9%(742/1652) |
2015年 | 45.8%(892/1946) |
2016年 | 47.2%(858/1817) |
2017年 | 49.4%(742/1502) |
2018年 | 48.1%(597/1242) |
2019年 | 47.8%(555/1162) |
2020年 | 42.9%(437/1019) |
2021年 | 46.7%(419/898) |
2022年 | 44.8%(387/864) |
2023年 | 46.8%(414/885) |
- 回数、年齢制限なし
- 各年の1月から12月に移植した症例
- 移植数は新鮮初期胚、新鮮胚盤胞、凍結初期胚、凍結胚盤胞移植を全て合計
永遠幸グループの治療成績
当クリニックは永遠幸グループ関連クリニックです。永遠幸グループの治療成績もご紹介します。
※加藤レディスクリニックはじめ計7施設・当クリニック含む
治療周期当たりの生産率
※2018年日本産科婦人科学会UMINデータ
全国施設585施設と永遠幸グループ 7施設(自然・低卵巣刺激周期採卵施設)の比較
永遠幸グループ 7施設
(自然周期・低卵巣刺激周期施設)
- 治療周期数 55,764件
- 出産数 6,293件
- 出産数全国比 11.3%
全国施設 585施設
- 治療周期数 391,688件
- 出産数 49,206件
移植当たりの生産率
※2018年日本産科婦人科学会UMINデータ
全国施設585施設と永遠幸グループ 7施設(自然・低卵巣刺激周期採卵施設)の比較
永遠幸グループ 7施設
(自然周期・低卵巣刺激周期施設)
- 移植周期数 24,325件
- 出産数 6,293件
- 出産数全国比 11.3%
全国施設 585施設
- 移植周期数 226,188件
- 出産数 49,206件
年齢の高い方こそ、自然周期体外受精
ヒトは、高等生物ですので、もともと良好(=正常)卵子の比率は高くありません。年齢が高くなると妊娠率が低下するのは、加齢によってAMH値が低値になり、毎周期、排卵を目指して成長を開始する小卵胞の数が減ることによって、最終的に排卵されることになる主席卵胞の中に良好卵子が入る確率が減り、染色体異常の卵子が選ばれる確率が増えてしまうためなのです。
小卵胞を含むすべての卵胞から卵子を採取
ところが、当クリニックの体外受精では、選択された主席卵胞からも、選択されなかった小卵胞からも、すべての卵胞から、卵子を採取します。したがってどこかに良好卵子があれば、必ず見つけることができるのです。排卵周期がある間は、数は少なくても良好卵子が残されている可能性が十分にあると考えられますので、必要以上の投薬で排卵周期を乱すことなく、良好卵子に出会うまで根気強く、連続して採卵を続けることができる自然周期体外受精は、年齢の高い方が妊娠、出産に至る可能性を最大限に高めると考えています。