保険治療
治療の特徴
こんな方に
体外受精の保険適用には年齢&回数制限があります
治療の一覧
治療方針は、このように決めています
「もしかしたら不妊かも……」とご不安な思いを抱え、これから病院に行こうとされているような方の中には、「できることなら、いろいろな意味で負担が軽い、一般不妊治療(タイミング法や人工授精)で妊娠したい」とお感じの方もおられると思いますが、お二人が抱える不妊原因や奥様のご年齢、不妊期間などによっても最適な不妊治療の方法は変わります。中には、最初からARTでなければ妊娠が難しいご夫婦もおられるのです。
- フーナーテストが良好で、不妊期間も短く、奥様も若ければタイミング法から
- フーナーテストが不良であれば人工授精(AIH)から
- 男性不妊がある場合には精液の状態から、人工授精か、体外受精か、顕微授精かを判断
- 卵管が両側とも閉鎖している場合は、精液の状態から、体外受精か、顕微授精かを検討
- 奥様の年齢が高い、不妊期間が2年以上と長い場合にはARTを急いだほうが良いことも
料金
高額療養費制度
高額療養費制度とは、医療費が家計に占める割合が高くなり過ぎないように、医療機関や薬局の窓口で支払う保険治療の医療費(同じ医療保険に加入されている家族の医療費の合算)が1か月(1日から末日まで)の上限額を超えた場合には、その超えた額を支給する制度のことで、申請が必要です。
この上限額は、健康保険に加入されている方の所得(世帯の合算所得ではありません)に応じて定められていますので、各自、ご確認ください。
先進医療、選定療養
先進医療
(保険治療+αの自費オプション)
先進医療とは、現時点では保険治療の対象にはなっていないものの、将来的に保険導入すべきかどうかを評価すべきものとして、厚生労働大臣が認可した高度な医療技術を用いた医療のことを指しています。
そのため、先進医療(自費治療)に認定された医療技術だけは、保険治療との併用が認められています。例えば、保険適用のART(3割負担)を受けつつ、先進医療(自費治療のため全額自己負担。同じ医療技術でも、価格は医療機関ごとに異なります)に認定されている医療技術であれば、オプションとして追加して受けることができるのです。
選定療養
選定療養とは、追加費用を負担することで、保険適用外の治療を保険適用の治療と併せて受けることができる制度です。
保険診療の胚移植を全回数、当クリニックで受けた方へ
減額制度
保険診療での胚移植の規定回数
・40歳未満は6回
・40歳~42歳は3回
をすべて当クリニックで受けた方に対しては、自費診療の体外受精料金を減額しています。
保険診療終了前の「医学的適用による自費診療」
令和5年1月12日付で厚生労働省が通達
保険診療のART(生殖補助医療)で得られた凍結胚が、まだ残っている場合でも、医学的な判断によって、その必要性が認められれば、自費診療での採卵、胚移植などを実施することができるとの判断がなされました。また、自費診療のARTで妊娠しなかった場合は、保険治療のARTを再開し、継続することができます。
減額制度
当クリニックでは、困難な状況にある患者様を応援すべく、保険診療が終了していない状態での「医学的適用による自費診療」による体外受精の料金を減額しています。
ここで言う医学的適用とは、「保険診療のARTではグレードの良い胚が得られない」「保険適用以外の検査や治療が必要」など、医師が自費診療でのARTが必要と判断したケースを指します。
自費の一般不妊治療を選ばれる方も
保険治療での不妊治療をスタートされる方が大多数ですが、中には、「薬剤は使いたくない」「もしもできることなら、体外受精に進む前に妊娠したいので、少しでも確率の高い人工授精(AIH)を受けてみたい」などの理由から
オーダーメイドタイミング法
保険適用外のホルモン検査や内診の回数制限、使用薬剤に制限がない
オーダーメイド人工授精
ZyMōtスパームセパレータ―(精子のDNAを傷つけることなく、もっとも運動性のある機能的な精子を多く抽出できる医療機器)を用いた、より妊娠率の高い(院内比)
など、自費治療の一般不妊治療を希望される方もおられます。
くわしい話を聞いてみたい方は、気軽にご相談ください。