愛知県名古屋市の不妊治療専門クリニック

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不妊用語集

不妊原因・不育原因・疾患名・合併症

  • カンジダ(かんじだ)

    • 膣や外陰部に常在菌として生息するカンジダと呼ばれる真菌のことである。いわゆるカビで、増殖すると、外陰部が炎症を起こしたように熱くなり、発赤、化膿することもある。

  • 奇形精子症(きけいせいししょう)

    • 奇形精子の頻度が高い場合を指す。WHO(1992)では正常形態率30%以下のものをいうが、最近ではKRUGER STRICT CRITERIAも使われることが多く、この基準を用いると、正常形態率4%未満が予後不良とされている。

  • 機能性不妊(きのうせいふにん)

    • 不妊検査では異常が見当たらないにも関わらずに、その後も赤ちゃんが授かれないことです。
      原因不明不妊とも言われています。

  • 逆行性射精(ぎゃっこうせいしゃせい)

    • 射精の際、精液が膀胱内に逆行し、精液が排出されない状態をいう。

  • クラインフェルター症候群(くらいんふぇるたーしょうこうぐん)

    • 男性不妊の原因となる染色体異常の中で最も多い異常。性染色体のX染色体が一本多く、造精機能障害が起こることが多い。

  • クラミジア感染症(くらみじあかんせんしょう)

    • もっとも広く流行している性感染症のひとつで、腹腔内の癒着や、卵管閉塞などの原因になる。パートナーとともに治療する必要がある。感染したまま妊娠すると、流産につながったり、出産時に胎児へ感染して肺炎などを 引き起こす恐れがある。抗生物質で比較的簡単に治療することができる。

  • 月経困難症(げっけいこんなんしょう)

    • 月経中に起こる過度の不快な状態。いわゆる生理痛の下腹痛や腹痛をはじめ、腹部膨満感、吐き気、頭痛、疲労、脱力感、食欲不振、いらいら、下痢、憂うつなどをさす。月経の直前あるいは開始とともに症状が発現し、月経の終了前あるいは終了とともに消失するのが一般的である。

  • 原発性不妊(げんぱつせいふにん)

    • 一度も妊娠したこと(妊娠歴)のない不妊をいう。

  • 抗精子抗体(こうせいしこうたい)

    • 女性の体が精子にアレルギー反応を起こしてしまうこと。この抗体は精子の運動能力を落とし停止させてしまう。受精の過程までが問題なので人工的に受精させる体外受精(IVF)は効果があると言われています。

  • 高プロラクチン血症(こうぷろらくちんけつしょう)

    • 乳汁分泌に関わるプロラクチンというホルモンが、乳汁分泌期ではないのに高い状態をいう。排卵障害、黄体機能不全などを引き起こす可能性がある。男性の場合は造精機能に障害が出ることもある。
      原因は不明であることが多いが、薬剤性、下垂体腫瘍が原因となっていることもあるので注意が必要。
      一般的に高プロラクチン血症に対しては、パーロデル、パロラクチン、テルロンなどを投与する。

  • 抗リン脂質抗体(こうりんししつこうたい)

    • リン脂質に対する自己抗体で、胎児を邪魔者として排除してしまう自己抗体の一種。不育症の原因となる。血栓(血液凝固因子の異常)ができやすくなり、胎児に栄養や酸素を送る血流が途絶え、胎児の発育遅延や流産を引き起こしたりすることもある。
      視床下部で作られるホルモンで、下垂体から卵胞刺激ホルモン(FSH)と黄体化ホルモン(LH)を分泌させる。

  • 子宮因子(しきゅういんし)

    • 不妊の原因が子宮にあると考えられる場合(子宮筋腫・子宮腺筋症、子宮奇形など)をいう。
      排卵因子(排卵障害)…ホルモン異常 など
      卵管因子(卵の輸送障害)…クラミジア感染症、子宮内膜症、手術などによる癒着
      子宮因子(着床障害)
      頚管因子(精子侵入障害)…抗精子抗体、性交障害など

  • 子宮外妊娠(しきゅうがいにんしん)

    • 通常受精卵は卵管を通り子宮に着床するものが、卵管、卵巣、腹膜などに着床してしまう事。
      妊娠が分かったらすぐに受診して胎嚢を確認してもらうのが大切です。
      卵管に着床してしまう場合が多く、子宮外妊娠が2回連続で起こる事は稀と言われていますが、卵管が狭い事が原因の場合は2回連続で起こってしまう事も考えられます。

  • 子宮奇形(しきゅうきけい)

    • 子宮は胎児が母体にいる間に形成され、左右のミューラー管がうまく接着しなければ奇形が生じる。習慣性流産の原因となる。
      子宮の外観が左右ふたつに完全に分かれている重複子宮、途中から分かれている双角子宮、外観は正常でも内腔のみが左右に分かれている中隔子宮などがある。全女性の約5%にみられるといわれている。

  • 子宮筋腫(しきゅうきんしゅ)

    • 子宮内の筋層にできる良性の腫瘍を指す。
      できた場所が粘膜下筋腫、筋層内筋腫ですと子宮内膜に凹凸ができてしまい、不妊や流産、早産の原因になることもあります。
      1個から数個多発することもある。発生頻度は非常に高く、30 ~50歳代に多い。

  • 子宮頚がん(しきゅうけいがん)

    • 子宮頸癌(Cervical cancer)は子宮頸部と呼ばれる子宮の入り口に出来る癌である。一般に子宮癌と呼ばれている癌には、子宮頸癌と子宮体癌の2種類がある。一部の例外を除き、子宮頸癌と子宮体癌は全く異なる種類の癌で、その原因、発生部位、頻発年齢が異なる。

  • 子宮後屈(しきゅうこうくつ)

    • 子宮がおなか側に傾いているのを子宮前屈、背中側に傾いているのを子宮後屈という。女性全体では、前屈は7~8割、後屈は2~3割といわれている。
      昔は子宮後屈が不妊や流産の原因と考えられてきたが、現在では子宮後屈は病気ではなく、原因とはされていない。例外として、骨盤内の炎症や子宮内膜症などによって子宮の背中側に癒着があるため子宮が後屈になっている場合は、治療や手術をすることもある。

  • 子宮体がん(しきゅうたいがん)

    • 子宮体部から発生するがん。未婚または不妊症の人、月経異常の経験をした人に多く、卵巣ホルモンの失調が関係していると考えられている。また、糖尿病、高血圧、肥満の人にも多い。50~60歳頃に発生しやすい。
      症状としては、更年期以後の不正子宮出血や、水様性のおりもの、疼痛などがある。子宮頸がんに比べると、進行がゆっくりで、周囲の組織に対する浸潤力は弱い。

  • 子宮内膜症(しきゅうないまくしょう)

    • 子宮内膜が腹腔や膣、外陰部などの本来でない場所で発育する病気をいう。強い下腹部痛、性交痛、腰痛などの症状があります。

  • 習慣性流産(しゅうかんせいりゅうざん)

    • 習慣流産とは、連続して流産を3回以上繰り返す事を言います。2回繰り返す事は反復流産。本来流産は染色体異常などが原因で、独立的な出来事として起こります。
      実際に流産していない人と、1回経験した人が次の妊娠で流産する確率は15%程度で変わらないようです。ところが2回経験した人が3回目に流産する確率は20~30%、3回以上経験した人が次に流産する確率は50%と、繰り返すたび確率は上がってしまうようです。

  • 精管欠損症(せいかんけっそんしょう)

    • 精子は精巣で造られ、精巣上体、精管を通り、射精により精液として尿道から排出されます。
      精子は造られているが、精子を通過させる役目をもつ精管が欠損しており、精液中に精子が見られない病気をいう。

  • 精管閉塞症(せいかんへいそくしょう)

    • 精管に閉塞(詰まること)がある場合をいう。

  • 性行為感染症(STD)(せいこういかんせんしょう)

    • 性行為により感染する病気の総称。梅毒・淋病・性器ヘルペス・クラミジア・エイズなど。 医学的には英語の頭文字(sexually transmitted disease)を取ってSTDを呼ばれることがある。

  • 精索静脈瘤(せいさくじょうみゃくりゅう)

    • 精巣付近の精索静脈の血流障害のため拡張し、瘤状になる病気をいう。血流障害により、精巣内の温度上昇が起き、子形成に悪影響を与えるといわれる。

  • 精子無力症(せいしむりょくしょう)

    • 精嚢腺、前立腺の炎症などが原因で、精子の運動能が低下(膿精液症、無力精子症)してしまうことがあります。結核菌、クラミジア感染などによってひき起こすこともあります。
      運動する精子が50%未満、または活発な直進運動をする精子が25%未満をいう。

  • 早発閉経(そうはつへいけい)

    • 40才以前に閉経状態になること。血中LH、FSH濃度の上昇などが見られる。
      卵巣の中には将来排卵すべき卵子がありますが、その卵子が若くしてなくなってしまうか、たとえあっても卵の発育が障害されて卵巣機能がない状態で、卵巣に全く卵胞が認められない場合(PFD)と、卵胞が存在しているのに性腺ホルモンに反応しない場合(GROS)がある。

  • 続発性不妊(ぞくはつせいふにん)

    • 不妊症の種類。過去に妊娠した事はあるが、その後2年以上妊娠しない場合を続発性不妊症と言う。1度も妊娠した事のない人は原発性不妊症。

  • 性交障害(せいこうしょうがい)

    • 仕事の忙しさやタイミングのズレ、あるいはセックス自体に興味がなくなり、結局セックス出来ないことを言います。

  • 染色体異常(せんしょくたいいじょう)

    • 精子や卵子の染色体に異常を持ってしまうこと。初期流産の原因にもなり、未だ不明な点が多い。

  • ターナー症候群(たーなーしょうこうぐん)

    • 女性不妊をきたす疾患の中で、一般的な遺伝による障害といわれ、妊娠は可能なものの流産率が高く、生まれたとしても無排卵などの障害が起こる。

  • 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)(たのうほうせいらんそうしょうこうぐん)

    • 卵巣をおおう皮膜が厚く硬いため、成長した卵子が排卵できなくなり、出口を失った状態です。次々に成長し続ける卵子が卵巣にたまって、卵巣が大きく腫れてきます。卵巣にたまった卵は超音波で検査すると、卵胞が真珠のネックレスのように連なって見えることから『ネックレスサイン』と言われています。

  • ピックアップ障害(ぴっくあっぷしょうがい)

    • 卵巣から排卵された卵子を卵管采がうまく捕まえることができず、卵管内にとり込めない状態をいう。

  • 不育症(ふいくしょう)

    • 妊娠は成立するが、流産や早産を繰り返して生児が得られないこと。

  • 不妊症(ふにんしょう)

    • 生殖年齢の男女が、妊娠を希望して一定期間性生活を行っているのも関わらず、妊娠しない状態。 一般的には2年程度と言われている。

  • 無精子症(むせいししょう)

    • 精液中に精子が存在しないこと状態。精子は作られていない場合と、射精されるまでの過程で精子が輸送されていない場合が考えられる。

  • 卵管水腫(らんかんすいしゅ)

    • 卵管采に閉鎖が起こり、卵管腔に浸出液がたまった状態。骨盤内感染症から生ずることもある。

  • 卵巣過剰刺激症候群(OHSS)(らんそうかじょうしげきしょうこうぐん)

    • 排卵誘発剤によって起きる副作用。軽症では、腹部膨満、吐き気、嘔吐、下痢。中等症から重症になると、こぶし大以上の卵巣腫大、腹水、胸水、血液凝固機能の亢進から血栓症や脳梗塞も報告されている。重症以上では、入院管理が必要になる場合もある。

  • 卵巣機能低下(らんそうきのうていか)

    • 性腺刺激ホルモン(ゴナドトロピン)の刺激を受けても、卵胞の発育などの卵巣機能が正常に働かない状態。

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