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基本的には「検査ばかりしても、妊娠には結びつかない」と、考えています。
不必要な検査はせず、必要最小限の検査を行います。
ここでは、よく行われる検査を説明します。
フーナーテスト
頚管粘液内の精子の進入状態を検査する方法で、今後の治療方針を決定するうえで重要です。

基礎体温
卵巣機能の正常な女性は、月経開始2週間ほどは体温が低く、その後2週間ほど高くなります。
個人により多少長短があります。
・ 排卵の有無
・ 黄体機能不全の判定
・ 不正性器出血の原因の推測
基礎体温からだけでは、正確な排卵の予測は不可能です。
超音波検査(エコー)
卵胞の測定(卵子を含んでいる液体の袋)
卵胞は約20ミリになると排卵します。正確な排卵日と排卵状態を診断します。
・子宮内膜の厚さの測定
通常、排卵直前の内膜は三層構造で8ミリ以上が望ましい。
・子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣嚢腫などの診断。
ホルモン検査
月経周期に応じてホルモンが変動します。
| LH (黄体化ホルモン) |
成熟した卵胞に作用し排卵を起こさせ、黄体化を促し黄体を形成する。 排卵前期に著しい上昇があります。 |
| FSH (卵胞刺激ホルモン) |
卵胞の発育を促すホルモンです。 加齢などにより、卵巣の反応性が衰えてくると、このホルモンが上昇します。 |
| E2 (卵胞ホルモン) |
卵胞の成長に伴って高値となり頚管粘液の分泌やLHサージ(排卵前期の著しい上昇)を促します。 |
| P4 (黄体ホルモン) |
子宮内膜を受精卵が着床しやすい状態に変化させます。低値の場合黄体機能不全となります。 |
| プロラクチン (乳腺刺激ホルモン) |
妊娠を望む女性で、異常に高値になると月経が不順になったり、排卵が障害されたりすることがある。 |
卵管通水テスト
卵管の通過性を知ることができます。
子宮の入口より、カテーテルを挿入しレボビストを流しながらエコーで検査します。
クラミジア抗原抗体検査
クラミジアは不妊症や流産の原因になりやすく、注意が必要です。
卵管で炎症を起こすと、卵管が閉鎖し、卵管周囲に癒着を引き起こすことがあります。
精液検査
精子の濃度、運動率、形態などを詳しく正確に知ることができます。
2〜3日の禁欲期間の後、自宅あるいは病院の採精室で採っていただきます。
| 精子濃度 |
2000万/ml以上 |
| 精液量 |
2.0ml以上 |
| 運動率 |
50%以上 |
| 正常形態精子 |
30%以上 |
| クルーガー |
14%以上(WHO) |
ソノヒステロ
子宮内膜のポリープの有無を調べる検査です。
子宮腔内に細い管を入れ、そこから生理食塩水を流し、エコーで診断します。
外来で簡単にできる検査です。

